先日,全国住宅ローン救済・任意売却支援協会のアドバイザー弁護士に就任いたしました(http://www.963281.or.jp/members/lawyer/9492/)。
この一般社団法人は,主に任意売却という手法によって,住宅ローンの支払いに困窮している全国の人達をサポートする専門家集団です(略称:全任協)。
不動産の住宅ローンが支払えなくなったとき,もし何も対策をせずそのまま放置していれば,抵当権を持つ債権者から競売を申し立てられ,強制的に不動産を売却されてしまいます。
しかし,任意売却の場合,①市場相場に近い価格で売れ,競売に比べて売却後に返済しなければいけない残債務を少なくすることができる,②諸費用・諸経費を売却代金から捻出することが可能でお金の持出しがない,③周囲に事情を知られずに売却することが可能,④売却後の残債務は分割払いが可能,⑤交渉により引越費用を売却代金から融通してもらうことが可能,⑥リースバック・親族間売買等の手法により今の家に住み続けることも可能となる場合がある,などといったメリットがあります。
これまで住宅ローンの返済に困られた方や借金問題で悩んでいらっしゃる方のご相談や事件処理を多く取り組ませていただきましたが,その中でも任意売却の手法を活用することにより,問題解決に至ったケースも数多く経験いたしました。
今後,全任協が持つ全国的な任意売却の専門家ネットワークを活用して,住宅ローンの返済で困窮された方々の救済に,より一層取り組んでいきたいと思います。