貴社の取引内容や想定されるリスクを分析することにより,最適な契約書の作成やチェックをお引き受けしています。
「契約書を作るべきだと思うが,これまでトラブルになったことはないし,面倒だから,作らなくても問題はない」と,このように考える経営者の方も少なからずいらっしゃいます。
しかし,これまでトラブルが起きなかったからといって,今後もトラブルが起きないかというと,そのような保障は決してありません。
例えば,取引先の社長が突然亡くなった場合,新しい社長との間でこれまでと同様の信頼関係を維持できるとは言い切れません。また,取引先の資金繰りが苦しくなって売掛金の支払いが滞る,取引先が突然倒産する,会社を第三者に身売りする等といった事態が起こることも十分にあり得ます。
このように,これまで問題が生じていなかったとしても,今後も問題が生じないとは限らないのです。
そのため,やはり契約書は作っておくことにこしたことはないのてす。
契約書作成のメリット
文書によって契約書を作成することには,以下のメリットがあります。
① 当事者の合意内容が明確になる。
② 口頭の契約よりも慎重に対応するようになる。
③ 合意内容が証拠として残る。
④ ビジネス特有のリスクに対して予め対策を取ることができる。
このうち①から③については,契約内容を文書することによるメリットです。単なる口約束ですと,後から「そのようなことは約束していない」などと合意内容を覆される可能性もありますし,条件面について約束があいまいなままとなる可能性もあり,後日トラブルとなるおそれがあるといえます。
契約書の作成することで,当事者の合意内容を明確にし,その内容を証拠化することで,将来の紛争やトラブルの予防になるのです。
また,④ビジネス特有のリスクに対して予め対応するといった視点も欠かせません。
例えば,取引先から新しく開発された商品を購入する場合で,商品に万一欠陥があったときに,買主は売主に対していつまでにどのような補償を求めることができるのか。あるいは買主が期限までに代金を支払わない場合に,売主としてどのような権利を行使することができるのか。このような取引に際して想定されうるリスクに対して,予め対策を検討して契約書に明記するといった「リスクコントロール」の視点は,ビジネスには欠かせないものといえます。
弊所では,貴社の取引内容や想定されるリスクを分析することにより,最適な契約書の作成やチェックをお引き受けしています。