ホームロイヤーとは,ホームドクターの社会生活版ともいえる「かかりつけ弁護士」のことです。
かかりつけ医の下で,日常的に身体に異常がないか検査するのと同様に,社会生活を送る中で生じる消費者被害や契約上のトラブルなどの問題解決を,かかりつけ弁護士であるホームロイヤーに日常的に相談することができます。
ホームロイヤーの活用方法
ホームロイヤーは,主に高齢者の方が,心身ともに健やかで安定した生活を送ることができるように,今後の生活設計や財産管理などについて,相談できることを目的とするものです。
例えば,「身寄りがなく,老後が不安」「判断能力が無くなって,自分の財産が管理できなくなったらどうしようか」「老後は,信頼できる人に自分の生活や介護を任せたい」といった不安やご希望がある場合,ホームロイヤーを活用することをお勧めします。
ホームロイヤーは,継続的にご依頼者を支援するものですので,ご依頼者の置かれている環境や人間関係を熟知していくことになります。このように築かれた信頼関係の下で,その時々に生じた問題やご希望に応じて,的確な助言と回答をすることができるのです。
標準的なホームロイヤー契約は,①定期的な見守り,②法律相談を含む生活上の様々なお悩みの相談です。
「健康」「お金」「孤立」の不安を解消するホームロイヤー契約を中心に,その時々のご希望に応じて,財産管理契約,任意後見契約,遺言の作成・保管・執行,福祉型信託などを組み合わせることも可能です(別途弁護士報酬等が必要です)。