管理組合とは，マンションの建物，敷地，附属施設を管理するための団体をいい，区分所有者（分譲マンションを購入した者）全員から構成されます。
管理組合の構成員は区分所有者全員ですから，マンションを購入した人は必ず管理組合の構成員になります。その後の売買や相続によって新しく区分所有者になった人も，当然に管理組合の構成員になります。
逆に，区分所有権を失った場合には，当然に管理組合の構成員ではなくなります。
管理組合の業務
管理組合は，以下の表のとおり，マンションに関する様々な事柄を管理していきます。管理に関する基本的な内容については，組合員が集まる集会（総会）にて決められます。
管理組合の管理の対象
| 建 物 | 建物は専有部分と共用部分に分かれますが，共用部分が管理の対象となります。 |
| 敷 地 | 建物が所在する土地（法定敷地） |
| 建物及び建物が所在する土地と一体として管理又は使用する庭，通路その他の土地で，管理規約により建物の敷地とした土地（規約敷地） | |
| 附属施設 | 附属の建物（ex.物置，ガレージ） |
| 建物の附属物（ex.電気・ガス・上下水道・冷暖房などの配線・配管設備） | |
| 区分所有者間の問題 | 生活面から生じる問題（ex.ペット飼育の問題，騒音問題） お金の問題（ex.管理費の滞納） |
| 賃借人などの占有者都の問題 | |
| 区分所有者と外部との問題 | 理会社との問題（ex.管理会社を変更したい，管理会社が倒産した），分譲会社や建設会社との問題（ex.マンションの欠陥），地域社会との問題（ex.近隣に高層マンション建設） |
